仲教授のインタビュー記事が掲載されました

仲真紀子北海道大学大学院文学研究科教授の本庄事件に関するインタビューが、雑誌に掲載されました。
こちらです。

仲教授は、日本における偽りの記憶に関する第一人者です。
本庄事件では、確定第一審において、「武証言は偽りの記憶であり信用することが出来ない」と証言しています。
今回のインタビューでも、以下に一部抜粋するように、武証言についてわかりやすく説明しています。

――武さんの自白が「偽りの記憶」の特徴を有しているというのは、たとえばどういう部分でしょうか?

 

裁判でもお話ししたことですが、まずは取り調べ官からヒントをもらう。そのヒントについて長い時間繰り返し思い出そうと努める。そのとき、イメージを思い描き,自分を登場させ,そのあと何が起きたか考えてみるなどという手続きは、『偽りの記憶』が形成される過程とよく似ています」

 

――圧力をかけたり、かけられるというのは、具体的にどういう状態のことを言うのでしょうか?

 

「1つは、自己内の圧力で、これは『思い出さないといけない』『思い出せるはずだ』『思い出さないと事件は解決しない』と自分で自分にかける圧力です。もう1つは外部の圧力で、『覚えているはずだ』『思い出しなさい』などと他の人からかけられる圧力のことを言います」

 

――武さんの自白の背景には、そういう圧力があったということが供述調書から読み取れるわけですか?

 

「これも裁判でお話ししたことですが、自己内の圧力も外部の圧力も強いことが伺われます。これも『偽りの記憶』が作られる過程と類似していると思いました」

 

インタビュー全文を是非ご一読ください。

偽りの記憶って何?という方は、本サイトの「偽りの記憶」ページをご覧ください。

また、武証言って何?という方は、本サイトの「死刑判決の問題点」から、「第3章 武まゆみの証言と記憶」などをご覧ください。

井桁

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