再審の壁

既に旧聞に属するかもしれませんが、袴田事件の再審開始の朗報のすぐ後に、2件の再審請求が立て続けに棄却されました。

飯塚事件と恵庭OL殺人事件です。

飯塚事件については、SPAの記事が詳しいです。

http://nikkan-spa.jp/632904

足利事件と同種のDNA鑑定により犯人性が認定された事件なだけに、
足利事件と同様に、再審開始になるのではと期待されていましたが、棄却となりました。

恵庭OL事件については、江川さんが決定前日と当日に記事を掲載しています。
前日の記事:「【再審請求・恵庭OL殺害事件】炎の新目撃証言で「完全なるアリバイが成立」と弁護団
当日の記事:「【恵庭OL殺害事件】間接事実と「可能性」で再審認めず

この事件は三角関係のもつれから同僚のOLが殺したと認定されています。
動機があって、怪しい言動が多かったから、有罪に間違いないという決定です。
物証もなく、相当確度の高いアリバイがあるのですが、
間接事実を積み重ねて、犯人と認定しています。

2つの事件の記事をご覧になって、皆さんはどのように感じますか。
飯塚事件の久間さんや恵庭事件の大越さんが、犯人ではないかもしれないと、合理的な疑いを抱きませんか。
犯人だと考える根拠が全くないとは言えないでしょう。
怪しいところはあるかもしれません。
けれども、怪しいというだけで犯人と認定しないのが近代的な刑事裁判です。

いずれの事件も即時抗告されています。
私は、いずれの事件についても、新証拠により合理的な疑いが投げかけられたと感じます。
即時抗告審で再審の扉が開くことを願ってやみません。

井桁

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