第14章 武は森田と川村に風邪薬をあげていたか

 

武は、森田昭と川村富士美に平成10年秋から翌11年5月まで、毎日のように風邪薬を15錠から25錠ぐらいあげていたと証言した。そればかりではなく、森田と川村の臓器、胃内容物、血液、毛髪から風邪薬の成分が検出されたという鑑定書があるし、さらに、川村自身が、大小2種類の錠剤を武からもらって飲んでいたとか、森田が武から薬のようなものを渡されているのを見たことがあると証言している。こうしてみると、武が森田と川村に長期間にわたって連日常用量を超える風邪薬を飲ませていた事実は動かし難いように見える。

しかし、裁判所に提出された証拠の中身を仔細に検討してみると、この点についても、かなり大きな疑問が湧いてくるのである。

 

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