第13章 森田の死と川村の「症状」は風邪薬なしで説明できる

覚せい剤の常習者

 

また、森田は、覚せい剤を常用していたようである。森田の死体からとった頭髪を、1.2㎝ずつに区切って鑑定したところ、すべての資料から覚せい剤反応が出た(中原鑑定書)。毛髪鑑定から期間の特定をすることには問題があるが、相当長期間にわたって森田が覚せい剤を使用していたことは明らかであろう。覚せい剤には、食欲を抑制する薬理作用がある(加藤1992p4、井上1999p20)。森田が食事を摂らなかったのは、覚せい剤が原因であったかもしれない。

 

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